こちらは中野区東中野の美容院
「potamu-ポタム-」

髪がきれいになる美容室。
【東中野駅徒歩3分！落合駅徒歩3分！山手通り路面店】
女性のエイジングケアとデザインが両立できる
アットホーム隠れ家サロン♪

先日、potamu店内にてあるセミナーが開かれました。

新商材「NODIA」を使ったノンジアミンカラーのセミナーでした。

講師のあっくん。ヘアカラーアレルギーに特化した大阪の美容師さんです。

potamu会場ということで、カバのワンポイントシャツを着てきてくれました笑　ありがとうございます！

あっくんのヘアケアblog←は個人的にも本当に役立つ内容が盛り沢山。気になる方はぜひ読んでみてください。

そして、 「お客様を守れるのは理美容師しかいない」をコンセプトに、主にヘアカラーアレルギーに ついての講習を全国でされているEBA代表の伊澤氏にもpotamuでセミナーを打ってもらいました。

EBA←のセミナーを美容室でやっていただくのは本当に贅沢な事でした。

ここでの学びから、アレルギーの有無を確認するためのツールである『セルフテストキット』(パッチテスト)を導入することに決定。

不安な方、疑わしい方に使用しています。アレルギーテストでの結果に絶対は断言出来ませんが、少しでも不安が払拭できるのであればやる価値があると思っています。

ヘアカラーでしみたりかぶれたりしたことがある方。それは大きく分けて、バリア機能が低下した「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」。ヘアカラーで肌が荒れる方は両方の要因を持っている方も多いです。

ノンジアミンカラーとはジアミンが入っていない、という意味ですね。ジアミン染料はアジア人の白髪を染めるには最も有効なヘアカラー色素。白髪染めをしている方の9割以上はこちらを使用しているかと思います。

ただ、一部の方はこの有能なジアミンにかぶれちゃうんですね・・・。

そばアレルギーの様に一部の方には時に毒になってしまう、といった類のもの。そして、アレルギーを一度発症してしまうと、今後その方はジアミンを一切使用することができません。

NODIAなどのHC/塩基性染料、その他ヘアマニキュア、ヘナなんかも同じくノンジアミンカラーの一部です。意外に思われるかもしれませんが、ブリーチやライトナーなどの脱色剤も色素が入っていないのでノンジアミンカラー。

※注意　上記の剤にジアミン配合の商材もありますので、アレルギーをお持ちの方はお気を付け下さい

これらがあればジアミンアレルギーの方へのヘアカラーが成立します。（ジアミン以外のアレルギーをお持ちの方は話が別です）

これらは一長一短。いいところもあれば悪いところもあります。

アレルギーを懸念されている方のカウンセリングは、ときに説明がとても複雑になってしまうもの。そこで事前にノンジアミンカラーの種類ごとに、メリットデメリットをざっくり綴ってみたいと思います。

【ヘアマニキュアでのカラーリング】

表面吸着と言われる染毛剤。濃い色素の商材であればしっかり白髪が染まります。褪色は洗うたびに少しずつすすみ、ポタムで使用している薬剤ですと約一か月ほどで半分くらいの残留色素になるイメージ。

頭皮に付着すると約4日位沈着してしまうため、根元ぎりぎりからの塗布、つまり1ミリ、白い毛を残すことになります。明るくすることはできません。ライトナーなど色素が入っていない脱色剤と組み合わせれば色の選択肢は広がります。

全く傷まないと思っている方が多いですが、浸透を助けるためのベンジルアルコールが多少のダメージを伴います。

【ハナヘナ染めでのカラーリング】

天然ヘナの葉っぱ100%でできたハナヘナは、ローソンというオレンジ色素が毛髪内部に入りたんぱく質にからみつき染色します。

白髪はオレンジにしか染まりません。黒髪はつやが出て、茶髪はオレンジブラウンになります。一度流して青い色素をもつインディゴを重ねればオレンジと相殺され茶色くなります。ハリコシを求める方にも有効。

ハリコシは出るし、色持ちも良いのですが、いかんせん色の選択肢が少ない。ヘナに人が合わせる感覚を持つことが大切です。

余談ですが、一発で黒や茶色く染まるものは他の染料が入っているものです。アレルギーをお持ちの方は100％天然ヘナ以外、絶対に使用されないようお気を付け下さい。

【HC/塩基性染料でのカラーリング】

マニキュアと同様に表面吸着がメインの染毛剤。 頭皮沈着が少ないため、マニキュアと違い根元ぎりぎりから染められます。

白髪染めからビビッドな色まで選択が得られます。

potamuではこちらを用いて明るくする手法がありますが、通常はトーンダウンしか選べません。白髪染めとしては褪色がややはやい傾向があります。

薬剤成分中、大半がトリートメント成分で出来ているので仕上がりの手触りが良好です。

【ブリーチやライトナーでのカラーリング】

これらは明るくするだけ。色素無しなのでご自身の元々もつメラニン色素の加減によって仕上がりが変わります。明るくする力の無い他の薬剤と組み合わせた施術で表現は広がりますが、所要時間と料金も連動していきます。

髪を全体的に明るくすることで白髪を染めるのではなく目立たなくさせる。全体に染めるだけでなく、筋状に入れるメッシュやバレイヤージュ、スライシングなど計算したムラを作ることでなじむデザインを作ることも可能です。

単品では白髪が染まらないため、レーダーチャートは端折ります。

【酸化染料でのカラーリング】

これは上記と違い、褐色の色素であるジアミンが含まれます。そして白い毛を一番しっかり染めてくれるのはこちらです。いわゆるよくある、二つの剤を混ぜて使用するタイプ。

もちが良く、ある程度までは一度のカラーで明るくしながら白髪を染めることが可能です。脱色力があるので毛のダメージは多少ありますが、ポタムでは調整で軽減を可能にしています。

ただ、一部の方はアレルギー要因となり使用ができません。

他にも、いくつかありますが、まずはこの5種の中から選択し、または組み合わせて、なるべくご希望に沿う落とし所を見つける流れになります。

本来、こういった類のことを綿密に発信することはヘアカラーに対してネガティブな印象を与えかねないと躊躇する問題ですが、 自分自身が肌が弱く、美容師になった初期から肌かぶれについて学んできたため、無視することができない案件なんです。

誤解の無いように再度、お伝えしますが大半の方には問題ありません。ただ、花粉症同様に、いわゆる、バケツがいっぱいになると発症するもの。これはつまり、誰でもいつかその悩みに直面する可能性がわずかなりともあるということです。

長くヘアカラーを楽しんでいただきたいから、リスクもしっかり理解している美容室でありたいと思います。不安な方、ご相談下さい。

おしまい

前と違う髪になってないですか？
髪や頭皮の乾燥、前になかった癖、

暗くならない、明るくならない、

ヘアカラーアレルギー。

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